2005年09月02日

テクニカル分析とシステムトレーディングの違い

最近ネタがないので、昔のBLOG記事をちょっと引っ張り出してみます。

テクニカル分析のためのツールには、非常にたくさんのテクニカル指標が用意されていますし、テクニカル分析でトレードされている方も、一つの指標だけではなく、複数の指標を見ながら判断されていると思います。これは、どんな状態の相場にも対応できる唯一の指標というのがないということと、仮にそういう指標があったとしても、その指標がどういう状態になったときに売買すればよいかを決定するルールがそう単純ではないということだと思います。

おそらくコンスタントに利益を上げている優れたテクニカル分析家の手法を厳密にプログラムすると、かなりの場合分け、例外処理が複雑に絡み合ったものになることでしょう。しかし、処理が複雑になるのは人間向きのアルゴリズムをコンピュータ向きのアルゴリズムに書き換えるからです。テクニカル分析家本人はそれほど複雑なことをやっているとは思っていないでしょう。

元々テクニカル指標は人間が見てある程度判断しやすいような表現になっています。しかし、システムトレーディングは完全に機械的に判断するので、人間が見てわかる必要はないのです。そういう意味では、人間が見てもわからないが、機械的な判断のやりやすい指標を作れば処理も簡単にすることができます。このあたりがテクニカル分析とシステムトレーディングの違いの一つだと思います。

テクニカル分析手法が山ほどあるのと同じようにシステムトレーディングの手法も山ほどあります。しかし、コンセプトはかなり異なります。これをごっちゃにしてしまうと、テクニカル分析としてもシステムトレーディングとしても中途半端なものになってしまいます。

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