2006年09月05日
シティバンクのプレミアムデポジットの続き
前回の記事でシティバンクのプレミアムデポジットがオプション取引で、プレミアムはSAXOBANKとたいして変わらないと書きました。が、やっぱり違います。
先週末のデータですが、100万円のプレミアムデポジット(対米ドル、差額0円)の1ヶ月のプレミアムはCITIの6625円に対して、SAXOのPUT売りのオプションのプレミアムは、10675円。3ヶ月の場合、CITIの12250円に対してSAXOの22887円。
これはかなり違うと思われるかもしれませんが、PUTの逆、CALLの売りの場合を見てみましょう。シティバンクでは、8540ドルのプレミアムデポジットを対円で組むことになります。円高だとドルでプレミアムがもらえて、円安だと円に戻ります。それぞれのプレミアムを円で換算すると、1ヶ月のプレミアムは、CITIの7167円に対してSAXOは6490円。3ヶ月では、CITIの13250円に対してSAXOは10163円と今度はCITIの方が高いのです。
トータルするとやっぱりSAXOの方がプレミアムは高いのですが、どうしてPUTとCALLでこう違いがあるのでしょう?
為替オプションの価格は通貨の金利差が関係します。ドル円の場合、ドルの方が円より金利が高いので、理論上、PUTの方がCALLより高くなります。SAXOのオプションは、金利差を5%とした理論値に近い値となっています。
そういうことから考えると、CITIのプレミアムは金利差がほとんどないという条件で算出しているように見えます。確かにシティバンクの普通預金は円もドルも金利は0.1%で金利差はありません。そうすると、CALLとPUTのわずかな差はボラティリティがCALLとPUTでわずかに違うということで説明ができるのかもしれません。
実際にインターバンクでのオプション取引で金利差を勝手に0にしてはまずいでしょうが、シティバンクの場合、プレミアムデポジットを他の金融機関と取引するわけではなく、シティバンクの内部だけで完結させているので、問題はないのだと思います。
ただ問題は、常にオプションの売り手が顧客で、買い手がシティバンクという関係で、果たして対等な取引ができているかということです。単に通貨を交換する場合は手数料がはっきり見えますが、オプションの場合、直接手数料が見えないので、実はシティバンクのいいカモになっているのかもしれません。
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Toyolabさん
日本でもできる為替オプション取引、シティバンクのプレミアムデポジットのご紹介&ご説明をありがとうございます。大変興味深く拝見いたしました。ただ、Toyolabさんがおっしゃった様に、今の状態ですと、常にオプションの売り手である顧客と、買い手であるシティバンクが対等な取引をすることができるのかは、疑問なようですね。
これは、為替王さんがメルマガでおっしゃっていた通り、「金融機関同士の競争がもっともっと活発化すること」によって、顧客と取扱業者が、常に、ある程度対等な取引ができるように、(今の時点では)期待するしかないのかなぁ?とも思います。
いずれに致しましても、「日本でもできる為替オプション取引」に関する詳細なご説明に感謝して、応援ポチををさせていただきます。また、遊びに来させていただきます。
CarrieBBさん、コメントありがとうございます。
現状では、プロの投資機関が様々な手法でヘッジしているリスクが取引手法の限られた個人にしわ寄せされている状態だと思います。
取引業者は顧客にどんどん取引させれば儲かるのですから、顧客がどんなリスクを背負おうと関係がないわけです。
本当に個人投資家の立場に立った業者が増えて欲しいと思います。