2006年09月28日
ボラティリティについて
以前の記事で、ポンドドルのボラティリティは意外に低く、単に価格が高いから大きく動くように見えると片付けてしまっていましたが、でもやっぱり値動きが荒いように感じるので、別の観点から考えてみました。
オプション理論で一般的に使われているブラックショールズモデルでは、価格がランダムウォークで変動するという仮定で理論式が導出されています(多少近似はありますが)。
つまり、ある一定期間後の価格の変動率の分布は正規分布に従うということが大前提となっています。
しかし、実際の市場の価格変動は、正確には正規分布ではなく、正規分布の裾野が広がった形状になっているそうです。その分、中ほどの変動率が削られて、動かない領域と大きく動く領域が強調された形になっているのではないかと思います。
これは相場は大きく分けてトレンドと保ち合いの状態から成り立っているということからも何となく納得できます。
そうすると、正規分布を仮定して求められたボラティリティが同じだとしても、変動率の分布が違えば、実際の変動率の出現する確率が変わることもあり得るということになります。
つまり、値動きが激しいと考えられているポンドペアでは、変動率の分布の裾野がさらに厚くなっており、そのためにボラティリティが低い割には大きな変動率の出現する確率が高いのではないかという仮説が立てられます。
おそらく数値的にはわずかな差なんでしょうが、長年の経験から来る各通貨ペアの値動きに対する勘というのもあながち無視できないものなのかもしれません。
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もしかしたら、べき分布になるかもしれないですね。
最近、Toyolabさんのブログを読んでいて思ったのですが、スポットが将来の価格を予測してベットするとすれば、オプションは将来のボラティリティーを予測してベットする感覚なのかなと。
なので、うまく組み合わせれば、どう転んでもある程度納得できる張り方が可能なのかなと思いました。
不勉強なので、もし間違っていたらごめんなさい。m(__)m
そうですね、べき分布って言うみたいですね。オプションのモデルも色々と考えられているようで、奥が深いです。
確かにスポットだけ、オプションだけよりは組み合わせた方が戦略の幅は広がりますね。私もまだ勘に頼るところが多く、完全にシステム化はできていません。