2006年11月06日

ユーロドルの代替ペア

ユーロドルは取引量が一番多いペアなので、それを理由に取引している人も多いかもしれません。
日本ではあまり多くないかもしれませんが、ドルスイスもメジャー通貨ペアとして知られています。

よくユーロドルとドルスイスは動きが逆になっていると言われます。
それもそのはず、ユーロスイスのボラティリティはかなり低く、現在2%台です。ドルの動きの方が大きいので、ほとんど逆に動いているように見えるのです。

ただ動きが逆なだけでは、デイトレーダーにとってはメリットはない(むしろスプレッドの狭いユーロドルの方がいい)のですが、中長期のトレーダーにとっては、スワップ金利の差が効いてきます。
現在、政策金利はドル5.25%、ユーロ3.25%、スイスフラン1.75%です。金利差はユーロドル2%に対してドルスイス3.5%です。すると、ドルスイスはドル円には及びませんが、ユーロドルに比べて1.75倍スワップ金利が取れることになります。

ところで、FXCMJ のスワップ金利を参考にすると、ユーロドルの売りで1万通貨当たりスワップは80円、ドルスイスの買いで113円です。これを見ると1.4倍しか違わないように見えますが、これは実質レバレッジが等しくないからです。
ユーロドルの1万通貨というのは、1万ユーロなのに対して、ドルスイスでは1万ドルです。現在、1ユーロ=1.27ドルなので、同じ1万通貨の売買では、ユーロドルの方がドルスイスより1.27倍レバレッジが高い計算になります。
なので、レバレッジを等しくするためには、ドルスイスの方を1.27万ドル売買する必要があります。そうすると、スワップは113×1.27=143.5円となり、ユーロドルの1.79倍となります。

ということなので、スワップ目当ての場合、ユーロドルよりドルスイスの方が有利になるということになります。
ついでにオプション取引の場合もスワップがプラスになる方向でのトレードの場合、同じことが言えます。

コールとプットのプレミアムの差は金利差が大きいほど大きくなります。なので、実質レバレッジと、ボラティリティから出した確率を等しくすると、ドルスイスのプットは、ユーロドルのコールよりプレミアムが1.5倍高い計算になります。

ということはリスクが全く等しいのに、リターンが1.5倍になるということです。
これからはオプションの方もユーロドルからドルスイスにシフトしていった方がよさそうです。

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