2006年12月14日

売りオプションは買い戻さない方がいい?

よくショートストラングルとかNOPSとか、OTMのコールとプットを同時に売ることで、あるレンジ内に収まっていればプレミアムがゲットできるポピュラーな戦略があります。

この戦略は保ち合いの場面で仕掛けることが多いですが、いくら保ち合いといっても相場が全く動かないことはありえません。
なので、一方のオプションがATMに近づいてくるとオプション価格が高騰し、含み損が増えるため、ポジション調整をしなくてはなりません。

この場合、オプションのテキストなどでは、そのオプションを買い戻し、さらにOTMのオプションを売って、デルタの総和を0にするとあります。しかし、オプションを買い戻した時点で結構な損失が出ているので、それを補うためにオプションを売るには枚数を増やさないといけません。資金が無尽蔵にあれば、この方法は絶対に負けない方法と言えますが、現実的ではありません。

私もこれを実践して、見事に負けました。レバレッジが高すぎたのです。

では、どうしても売りオプション価格が高くなったときに買い戻さなくてはいけないのでしょうか?
これは場合によります。

単純な例で、118円のショートコールがあったとします。これは満期時に118円を超えると-1の傾きで損失が増えていきます。なので、118円でスポット買いすれば、とりあえず118円を超えても損益は0とヘッジされます。しかし、この場合、逆に118円より下回ればスポットポジの損失が出てしまいます。

今、118円というレベルでどちらに動くかわからない場合、スポットでヘッジしてもリスクは変わらないので、こういう場合はあっさりと買い戻して損切りした方が無難です。

ただ、もともと118円というレベルがレジスタンスの上のOTMだったのが、レジスタンスを明らかに超えてATMに近づくという場合、上昇トレンドがはっきりしているのであれば、スポット買いでヘッジすることでうまくいく可能性の方が高くなります。

やはり、オプション取引においても、トレンドと保ち合いの場面をうまく使い分けてやる必要がありそうです。

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Comment on "売りオプションは買い戻さない方がいい?"

こんにちは。お久しぶりです。
toyolabさんはオプションの経験値がだいぶたまってきたようで今後が楽しみですね。

私もFXの運用が始まって今後が楽しみな所なのですが、少々悩みがありまして。
ドル建てで運用をしているのですが、為替変動の影響を受けないようヘッジをどのようにしようか考えています。
今はドル円を売っているのですが、スワップもばかにならないなと感じました。
オプションを使ってヘッジすればスポットよりもコストを安く抑えられるかと思ったのですが、ご存知ですか?

応援してますので、今後もがんばってください。

  •   nacady
  • 2006年12月15日 12:13

nacadyさん、こんにちは。

ドル円ショートと同じ効果を狙うのなら、ドル円プットオプションを買えばいいのですが、ドル円だとプレミアムがコールよりプットの方が高いのと、オプションの買いは保険的な意味があるので、コスト的には安くはならないかと思います。
ただ、同じ業者でスポットとオプションをヘッジして使うのなら証拠金はかなり安くできるので、資金効率の面では有効かもしれません。

  •   toyolab
  • 2006年12月15日 13:56

そうですかー。
どちらを使ってもあまり変わらないんでしょうね。
まぁ、変わったら変わったでおかしな話かもしれませんがw
ありがとうございました。

  •   nacady
  • 2006年12月15日 23:59